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ナパの名称を保護

アペレーションを保護するナパヴァレー・ヴィントナーズ
州、連邦、世界のレベルで協力する体制をリード


ナパヴァレー・ヴィントナーズ(以下NVV)にとって最も認知すべき勝利となったのは、2006年1月のことでした。アメリカ連邦最高裁判所は、カリフォルニア州最高裁判所が下したワインラベル法SB25241という判決に対するブロンコ・ワイン・カンパニー(以下、ブロンコ社)の上訴を却下したのです。SB25241とは、ナパという名称をラベルに記載するには、最低75%の葡萄がそのアペレーションから産出されたものでなければならないというワインラベルに関する法律です。ブロンコ社は、ナパリッジ、ナパクリークを含めるその対象となったワインを2006年9月までに売却し、その後の瓶詰めには裁定に従うという内容でNVVと同意しました。

消費者はワインのラベルを理解し、その内容が真実であることを期待しますが、なぜブロンコ社のケースは、ナパのワイン産業にとってそれほど大きな問題となったのでしょうか。この会社は、ナパ産の葡萄を一切使っていないのに、ナパという名前を含んだブランド名で、合計1600万ケースのワインを生産する許可を持っていました。ナパヴァレーにある葡萄畑からは、わずか850万ケースのワインが産出され、その量は、カリフォルニア州全体のわずか4%にしかすぎません。アメリカでは最も知名度の高いワインの名前かもしれませんが、ナパは、高品質のワイン産地として知られています。品質で知られるナパの名声を使いながらも、その品質を提供していないブロンコ社のありかたは、この地域のワイン産業の将来に大きな脅威をもたらしました。

これは最も注目を浴びたケースではありますが、NVVは年間を通してナパの名称保護に力を注いでいます。ヨーロッパから中国に至るまで、ナパの葡萄を使っていないにもかかわらず、「ナパ」という名称をブランドに入れているワイナリーが世界中でほぼ40ブランドあります。NVVはナパの名称をブランドに使って、詐欺的に取引することを中止するよう働きかけています。昨年の3月には、NVV役員会の過去のメンバーを含むワイナリーオーナーたちが、一堂にワシントンDCを訪問し、ナパのワイン産業を代表して連邦議会、行政部門、外国代表に面会しました。グループは、地元セントヘレナ代表のマイク・トンプソン下院議員(民主党)が率いるコングレッショナル・ワイン・コーカスと対談。また、米国特許商標庁(PTO)、アルコール・タバコ取締局(TTB)、財務省、通商代表部(USTR)、中国大使館、欧州連合代表団にも面会しました。

ワイン産地の名称を保護する動きは、世界的な話題であり、ワイナリーオーナーたちは、アメリカの首都に集まったワイン産地と原産地を保護するグループ、プロテクト・ワイン・プレース&オリジンの共同宣言の第二回目の署名を行なうために、世界の他のワイン産地の人々にも合流しました。同意書の当初の署名団体であるナパヴァレー、オレゴン、ワシントン州、ワラワラヴァレー、シャンパーニュ、ポート、シェリー(ヘレス)に加えて、ソノマ郡、パソ・ローブルス、西オーストラリア、ヴィクトリア(オーストラリア)、トーカイ(ハンガリー)、キャンティ・クラッシッコ(イタリア)も加わりました。最初の署名は、2005年7月にナパで行なわれました。オリジナルの7産地に加えて、新たに6産地が加わり、このグループは2倍の規模となりました。プレスコンフェレンスの後、米国国会議事堂にあるキャノン・コーカス室で試飲会を行ないました。

この宣言書によって、ワイン産地は一体となって消費者、業界関係者、政治家、世論を動かす人々を教育し、産地の保護へ対する勢いは集結するばかりです。例えば、ナパのブロンコ社に対する圧勝、昨年合法化されたソノマの名称保護の規制、1989年のナパの規制を模範するパソ・ローブルスの合法化の動きが挙げられます。ヨーロッパでは、ナパヴァレーのワインラベルにおける地理的呼称(GI)が近々認められます。これによって、ナパの名称が、欧州連合(EU)において保護されることになります。これは、欧州連合(EU)以外の国のワイン産地が始めて保護されることになり、ヨーロッパでは歴史的な決定です。数週間のうちに、欧州連合(EU)から正式な発表が行なわれることになっています。

『世界に二つとないワイン産地、ナパヴァレー・アペレーションを保護しよう』というメッセージは、NVVの使命であり、政治的な圧力活動、教育など、様々なキャンペーン活動を通して、ナパのワイン産業の持続可能な発展が、競争の激しい世界の市場で達成されようとしています。

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